長期間留守にする際の猫の留守番対策と安心ポイント

長期間留守にする際の猫の留守番対策と安心ポイント

猫を飼っていると、どうしても数日間家を空けなければならない状況が出てくることがあります。しかし、猫は環境の変化に敏感なため、動物病院やペットホテルに預けることがストレスになる場合があります。そのため、猫を家に残したまま留守にする場合の対策をしっかりと準備することが大切です。ここでは、ペットシッターを依頼する場合と、ペットシッターを利用しない場合、それぞれの注意点と対策をご紹介します。


1.ペットシッターを依頼する場合の注意点

信頼できるペットシッターに依頼することで、猫が普段通りの生活を維持しやすくなります。しかし、シッターに来てもらう場合には以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 玄関の安全対策
    ペットシッターが玄関を開けた瞬間に猫が逃げ出してしまうことがないよう、玄関周辺にゲートを設置する、玄関に二重ドアの工夫をするなど、逃走防止策を取りましょう。
  • 緊急連絡先の共有
    緊急時のために、飼い主の連絡先近くの動物病院の情報をシッターに伝えておきましょう。また、事前に信頼できる人にもシッターと連絡が取れるようにしておくと安心です。
  • スペアキーの準備
    シッターが鍵を紛失した場合のために、別の場所にスペアキーを用意しておくとよいでしょう。
  • 猫のルーティンを伝える
    餌の時間や量、遊びのタイミング、トイレの掃除方法など、日頃の生活パターンをシッターに伝えておくことで、猫にとって安心できる環境を保てます。

2. ペットシッターを利用しない場合の対策

シッターを依頼せずに家を留守にする場合は、以下の準備を行うことで、猫が快適に過ごせる環境を整えることができます。

① 自動給餌機と自動給水器の設置

 旅行中も決まった時間に餌を与えるために、自動給餌機を設置しましょう。また、水切れを防ぐために、自動給水器や大型の水容器を複数設置するのもおすすめです。

② トイレの準備

 猫用トイレの砂は留守にする前に全体を交換し、清潔な状態にしておきます。また、トイレは複数設置し、猫が快適に使える環境を整えましょう。自動トイレを導入するのも有効です。

③ 危険物の片付け

 猫が誤って飲み込む可能性のあるおもちゃや小さな物、ビニール袋などは、すべて片付けておきましょう。また、ゴミ箱もきちんと蓋が閉まるものにするか、使用しない部屋に移動させます。

私たちも長期間家を空ける際には万全の準備をしていましたが、家に戻ったときに驚いた経験があります。スノーは、同居猫のナリと一緒に過ごしていたにもかかわらず、ソファの下に隠していたお気に入りのネズミのおもちゃを引っ張り出し、暇つぶしに見事にバラバラに分解してしまっていたのです! 破れたおもちゃの残骸を見つけたときは驚きましたが、幸いにもスノーは体調に問題はありませんでした。しかし、猫が誤って飲み込んでしまうリスクもゼロではないため、猫が隠しそうな場所に潜んでいるおもちゃまで確認して片付けることをおすすめします。

④ 窓とドアの施錠

 猫がいたずらで窓やドアを開けることがないよう、全ての窓をきちんと閉め、ロックを確認します。特に網戸は破れることがあるので注意が必要です。

⑤ エアコンや空調の設定

 夏場は暑さ対策として、エアコンを設定温度を調整して運転しておきましょう。長時間の使用が気になる場合は、タイマー設定や、暑さを感知する機能を活用するのもおすすめです。

⑥ 見守り用カメラの設置

 スマホで確認できる見守りカメラを設置しておくことで、外出先から猫の様子を確認できます。万が一のトラブルにも気づきやすくなり、安心感が高まります。

⑦ 家の中におやつを隠しておく

 猫が退屈しないように、部屋のいくつかの場所に猫用おやつを隠しておくと、おやつ探しの冒険を楽しむことができます。安全な場所に隠しておくことで、猫が遊び感覚で時間を過ごせる工夫です。


まとめ

長期間家を空ける際は、事前の準備が猫の健康と安全を守る鍵となります。ペットシッターを依頼する場合は、緊急時の対策や鍵の管理を徹底し、シッターとスムーズな連携を図りましょう。一方、シッターを利用しない場合は、自動給餌機や見守りカメラを活用し、安心して過ごせる環境を整えることが重要です。

旅行中も、猫がいつものように安心して過ごせる空間を準備し、あなたが帰宅する日を快適に待てるようにしてあげましょう。あなたの工夫一つで、猫たちの安心と幸せな時間が守られます。

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